1 発酵温度に到達していない庫内
- レシピ通り一次発酵の温度と時間に設定して一安心、、だけど発酵時間が過ぎても膨らまない、、なぜ?
- 発酵は最適温度から始めます。電気オーブンの発酵機能を立ち上げて温度・時間を設定した段階ではまだ庫内の温度は低いですね
- まだ最適温度に到達していない庫内に捏ねたパン生地を入れても膨らみません。なので40分経っても最適な大きさにならないのです
- 「あれ?まだ膨らんでいない」とそのまま時間を超過させてやっと膨らんだ!と思っても最終段階の焼きの時に硬くなったり萎んでしまったりします。
2 乾燥している庫内
- スチーム製電気オーブンは発酵・焼成の時にスチームプラス機能で乾燥を防ぐことができる場合もありますのでスチーム付きで発酵しましょう
- スチーム付きでない電気オーブンの庫内は意外と乾燥します。発酵途中で記事が乾燥しているなと感じたらコーヒーカップや湯呑みにお湯を入れて発酵庫内に置いてみてください
3 発酵時間終わったら天板にのせたパン生地を取り出してそれから余熱を始める
- 二次発酵の時レシピ通りの時間で発酵終了それからオーブンの余熱を始めるという人が意外に多いです
- 庫内から取り出したパン生地はそのまま放置してますか?
- 放置していたら発酵が進んで尚且つ乾燥してしまいます
4 焼きに入る時オーブンの扉を開けてから天板を持ち上げ庫内に入れる
- え???当たり前の事なのでは?と思った方多いですか? そうです焼きに入る時はオーブンの扉は開けないといけません
- しかし開けてから天板を持ち上げていてはその間に庫内の温度は一気に下がります
- 焼いている途中で開ける時も然り開けた途端温度は下がるのです
5 レシピ通りの温度で焼く
- こちらもあれ??と思った方多いかも、、レシピの温度は平均の温度です。
- もちろんレシピ通りの温度でいいオーブンもあります。
- コーネルのパンレシピはガスオーブン焼成温度になっている事を生徒様にお伝えしています
5つの原因のまとめ
1発酵に入るときは予め設定温度にまで庫内を温めておく。
- 温める方法は レンジ機能を使う、カップにお湯を注いで庫内に入れておく、発酵機能を予め作動しておく などです
2 庫内の状態を気にかけて乾燥を防ぐ
- オーブンだけに任せてほったらかしにならないように 庫内の状態に気を配って乾燥気味であれば お湯が入ったカップを庫内に入れる
3 自分の電気オーブンが200度に予熱する時の所要時間を把握しておく
- 200度に予熱するのに15分かかるのであれば逆算して発酵終了15分前に庫内から天板毎パン生地を取り出し余熱を開始する
- 200度以下の温度であればもう少し後に、200度以上の時は前にパン生地を取り出して予熱開始する
- 取り出したパン生地は残り発酵温度の環境で再び発酵させる(お湯入りカップと一緒)ビニール袋に入れたり発砲スチロール箱に入れたりします
4 焼きに入る時片手に発行済みのパン生地がのった天板を持って素早く庫内に入れる
- 扉を開ける時間は最小限に、、思った以上に温度下がる事を忘れないでください
- 途中天板の向きを変える時も同じです
5自分の電気オーブンの火力を把握しておく
- 200度でちょうどいい・200度だとこげる・200度だと色が薄いなどオーブンによってパワーはまちまちです何度も焼いて最適温度を知っておきましょう
- また場所によって焦げやすい 色が薄いなどがあれば焼成途中で天板向き変えが必要です
いかがだったでしょうか、、、
コーネルパン教室をはじめてからたくさんの生徒様のお悩み解決をしてきた私からのパン作りアドバイスです
とにかく何度も焼いて自分のオーブンと仲良くなる!!それがいちばんです